マドンナ降臨!和風演出で2万人魅了 10年ぶり来日公演

米歌手マドンナが13日、さいたまスーパーアリーナで約10年ぶりとなる来日公演『レベル・ハート・ツアー』を開催した。定刻から2時間遅れの開演となり、終演は午後11時を過ぎたものの、約2時間にわたって全22曲の壮観な一大スペクタクルで2万人を魅了し、57歳になってなお「クイーン・オブ・ポップ」たるゆえんを見せつけた。

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マドンナが来日公演を行うのは、1987年(4公演)、90年(9公演)、93年(8公演)、2006年(4公演)に続き10年ぶり5度目。最新アルバム『レベル・ハート』(昨年3月発売)を引っさげ、昨年9月に開幕した23ヶ国で76公演を行うワールドツアーの一環として来日した。

 定刻から約2時間遅れの午後8時55分。オープニングは日本の戦国時代を彷彿とさせる演出で幕を開けた。檻に入れられたマドンナが天井から“降臨”し、新アルバム収録曲「アイコニック」からスタート。赤い着物風の衣装を羽織ったマドンナは、先端が十字架型の槍を持った甲冑姿の男性ダンサーたちと戦いながら熱唱し、場内は早くも興奮のるつぼと化した。

 2曲目の「ビッチ・アイム・マドンナ」でも日本を意識した演出は続き、同曲のミュージックビデオで共演したAya Sato、Bambiからなる日本人女性2人組のダンスユニット・AyaBambi(アヤバンビ)らが戦国時代風の衣装をまとい、赤い扇子を使ったダンスを披露。巨大モニターの映像には「私はマドンナ」「雌犬」「スケバン」といった漢字やカタカナも流れ、歌い終えたマドンナは「アリガトウゴザイマ~ス!」と日本語であいさつすると、「さぁパーティを始めるわよ!」とあおった。

 ステージ、衣装ともにとにかく豪華。コンサートタイトルの「レベル・ハート(反逆心)」を表現するかのように客席を縦横断する十字架型のステージの先端はハート型。衣装にはスワロフスキー250万個、バックスクリーンには215万個のLEDライトが使用され、出演者全員合わせて1000着以上におよぶステージコスチュームは、世界の有名デザイナー/ブランドが1万時間かけて制作した。

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 ヒット曲のオンパレードで構成されることが多いスターの来日公演では珍しく、全22曲中12曲が新アルバム収録曲という現役バリバリのセットリスト。もちろん随所に30年以上前の大ヒット曲「ライク・ア・ヴァージン」「マテリアル・ガール」なども盛り込まれ、新旧どちらのファンも楽しめる構成が組まれた。

 自らギターやウクレレを演奏したほか、ボンデージ姿で十字架のポールによじ登り、妖艶なポールダンスを披露。花嫁風の演出をした「マテリアル~」歌唱後には、自身が投げ入れたブーケを受け取ったファンと結婚すると宣言し、見事ゲットした女性ファンに「OK! 私には妻ができたみたいね」と茶目っ気たっぷりに口説いた。

 マドンナは「本当に東京に戻ってこられてうれしい。こんなふうにコンサートをするのは10年ぶりだから。本当にここにはステキな思い出がたくさんある。ファンのみんな、ありがとう。約30年もの間応援してくれて、すごくうれしい。とっても感謝してる」と日本のファンへの思いを伝えた。

 ラストは初期のヒット曲「ホリデイ」で締めくくり。ダンサーが日の丸の旗を掲げるなか、宙吊りになったマドンナは「サンキュートーキョー、アリガトウゴザイマス! グッドナイト!」とあいさつして姿を消した。

 終演は午後11時を過ぎたため、公演中に後ろ髪を引かれながらも会場を後にするファンも。最寄りのJRさいたま新都心駅は最後まで残ったファンであふれ、電車の出発が遅れるほどの混雑となった。あすも同所で追加公演を開催。同公演をもって、さいたまスーパーアリーナは改修工事のため、5月中旬まで休館予定。
 


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